こんにちは、ねくろむです
普段はメガネ屋さんで働く2児のパパです
つい最近水槽内のpHの低下により、危うくお魚たちが☆になるところでした😢
そんなわけで、
今回は『熱帯魚水槽でPHが低下した時のサインと対処法』という題材で解説していきます
昨日までお魚が元気に泳いでたのに、急に次の日元気がなくなったという経験をされた方は、お魚の元気がなくなった原因と対策が少し理解できるかもしれません🐟
結論を先に言うと
- pHが低下した時のサイン
①目が白く濁る
②エラが充血している
③クルクルと回転しながら泳ぐ
④急に動かなくなる
⑤エラの動きが激しく呼吸が荒くなる
⑥泳ぎ方がふらふらしている
⑦餌喰いが悪い
- pHが低下した時の対処法
①水換え
②ろ過槽掃除
③用品を使用
となります
この記事は4分あれば読めます、ぜひ最後までご覧くださいませ
pHって何?
pHってなんぞや?
ってなった方いらっしゃいませんか、はい私です
熱帯魚飼育歴1年ちょっとなのですが、まぁ〜pHの意味が分からなかったです
熱帯魚水槽って水温管理さえ出来てればOKなんでしょ、って思ってました😅
で、
pHは「ピーエイチ」または「ペーハー」と読み、日本語では「水素イオン指数」と訳されます
pHはその液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す尺度です
ってことなんだそうです
つまり、熱帯魚水槽にはそれぞれその魚に合ったpHの数値があるって訳ですね
熱帯魚飼育では
- 酸性 pH 5.0〜6.5
- 中性 pH 6.5〜7.5
- アルカリ性 pH 7.5〜8.5
と言われています
生活の中にある身近なものとしては
酸性のもの
- レモン:pH2~3
- 酢:pH2~3
- ワイン:pH4~5
- オレンジジュース:pH4~5
- コーヒー:pH5~6
アルカリ性のもの
- 石けん:pH10~11
- 石灰水:pH11~12
- 油汚れ用洗剤:pH12~13
です、
意識したことないな〜
ちなみに、「日本の水道水の基準値として定められているのは、pH5.8以上8.6以下」
だそうです、
私たちが普段飲んでいる水道水って、大体中性前後の水ってことですね
話は脱線しましたが、
熱帯魚を飼育しようと思ったら、水温管理と同じようにpH管理も大切ってことですね
それぞれのpHに適したお魚たち
pHがなんとな〜く理解できたら、次に「それぞれのpHに適したお魚たち」をざっくり紹介します
あなたの飼育しているお魚が、
中性に適しているのか? 酸性に適しているのか? アルカリ性に適しているのか?
見ていきましょ〜
中性を好むお魚
- 金魚(弱アルカリ性も可)
- メダカ(弱アルカリ性も可)
- ベタ(弱アルカリ性も可)
- 中南米に生息しているグッピー・プラティ・ソードテールと言った卵胎生メダカの仲間
ざっくり並べてみましたが、馴染みのあるお魚さんが多いですね〜
水道水はほぼ中性ですので、そのままカルキを抜いて温度調整したらすぐに飼育できそうですね😄
酸性を好むお魚
- ネオンテトラ・カージナルテトラ・ラミーノーズテトラなどのテトラ系
- ドワーフグラミー・ゴールデンハニーグラミーなどのグラミー系
- コリドラス・オトシンクルスなどの小型ナマズ系
- アロワナ・ポリプテルスなどの古代魚
一般的なペットショップにいる熱帯魚たちが多いですね〜
それもそのはず、図鑑などを見ていると「弱酸性~中性を好む」というお魚が非常に多いんです
アルカリ性を好むお魚
- アフリカンシクリッド
- 淡水フグ
- 貝類
- 海水魚全般
ちょっとクセがありそうなお魚さんたちですね〜(個人の感想)
海水魚と聞くと「塩分濃度管理」とか、私は敬遠しちゃいます💦
どうでしょう、
皆さんの飼育しているお魚はどこに当てはまりますか?
私は古代魚と小型熱帯魚を飼育していますので、弱酸性〜中性の水質が適してそうです
pHが低下した時のサイン
では本題、水槽内のphが低下した時にはお魚からどのようなサインがあるのでしょう
つら〜と列挙すると、
- 目が白く濁る
- エラが充血している
- クルクルと回転しながら泳ぐ
- 急に動かなくなる
- エラの動きが激しく呼吸が荒くなる
- 泳ぎ方がふらふらしている
- 餌喰いが悪い
などが挙げられます、どれか当てはまりますか?
うちの水槽では、いつもは食欲旺盛なシルバーアロワナくん(性別不明)がご飯を食べなくなり
動きもなんとなくだるそうで、目が白く濁ってました
底でもそもそ泳ぐポリプテルスちゃん(性別不明)たちの動きも鈍く、餌喰いも悪かったです
これって列挙したサインにズッポシ当てはまりますね!
では、
なぜpHは低下するのでしょうか🤔
原因
魚の糞や餌の残りなどの有害物を水槽内のバクテリアが分解しようと働けば働くほど、硝酸塩という酸が蓄積してしまいます
この酸が蓄積するとpHが酸性化してしまう
だそうです
バクテリアって熱帯魚水槽には欠かせないものなんですが、働きが良すぎると逆に酸化を促進されるんですね
言われてみれば、最近ろ材を強力なものに交換したところだったので、それが原因だったのか・・・
もちろん他にもさまざまな要因で酸性に傾く可能性はありますよー
pHが低下した時の対処法
まず、今の水槽の状況が中性なの?酸性なの?アルカリ性なの?
ということを理解しないことには始まりません
「やっべー、もう1ヶ月も水槽掃除してねーや!」
という場合は、おそらくかなりの確率で酸性に傾いているでしょう😅
でも、水槽の汚れや水温だけでは全く判断ができません
そこで、pHを測定する道具が必要になる訳です
pHの測定方法
pHを測定する方法としては、大体
- 液体試薬
- 試験紙
- pHメーター
の3種類が挙げられます
①液体試薬
飼育水が入った試験管に試薬を数滴垂らして、30秒や60秒程待ってから比色表と比較してpHを測定します、価格も安く、測定精度自体も高めです
②試験紙
飼育水に試験紙をつけて変化した色でpHを測定します、価格も安く手軽に測定出来ますが 製品によっては精度がいまいちだったりすることがあります
③pHメーター
数値で結果が把握できます、コンマ0.01まで測定できる機種もあります、数値を比較したい場合や記録を残す場合に適した測定方法です、価格の幅は広く安いものから高いものまで様々です
pHを上げる方法
pHを測定して、思いっきり下がってたよ〜😱
ってなった場合、以下の方法を試してみましょう
- 水換え
- ろ過槽掃除
- 用品を使用
まずは、
水換え
アクアリストの基本ルーティーンですね(ですよね?) 水道水はpH7なので、水換えをすることで酸性化したpHを戻すことができます。 低床に砂利を敷いている場合は、砂利の汚れもしっかり掃除しましょう。 ただし、水槽の半分以上の水換えをするのは控えましょう。 1度に大量の水換えをすると、水質の急変にお魚がついていけず弱ってしまう恐れがあります
続いて、
ろ過槽掃除
水槽内で硝酸塩が蓄積している場合は、いくら水換えしてもpHが回復しないことがあります。 その原因の多くは、ろ過槽が汚れていることでろ過能力が低下しているためです。 そんな時はまず、ろ過槽を綺麗に掃除しましょう。 ただし、ろ過材に付着したバクテリアへのダメージを極力少なくて済むよう、必ず飼育水で洗浄しましょう
それでもpHが上がらないよ〜って方は、
用品を使用
3つご紹介します、
①カキ殻
あらかじめネットに入った状態が多く、軽く洗い流せばすぐに使用可能です。 即効性も高いので、導入後すぐに効果出て非常にオススメです
②サンゴ砂
サンゴ砂はpHをアルカリ性にします、水換えでpHの低下が止まらない場合サンゴ砂をろ過槽に入れます
③pHを上げるろ過材
みんな大好きパワーハウスのハードタイプのろ過材です、逆にpHを低下させるソフトタイプもあります
まとめ
- pHが低下した時のサイン
①目が白く濁る
②エラが充血している
③クルクルと回転しながら泳ぐ
④急に動かなくなる
⑤エラの動きが激しく呼吸が荒くなる
⑥泳ぎ方がふらふらしている
⑦餌喰いが悪い
- pHが低下した時の対処法
①水換え
②ろ過槽掃除
③用品を使用
と、なります
私の場合は、90センチ古代魚水槽で古くなったろ過材を、全てパワーハウスのソフトタイプ(pHを下げる方)に交換しました
しばらくはお魚が元気良く泳いでいたのですが、導入から2週間程経った頃からシルバーアロワナの動きが鈍くなり、餌喰いも悪く、目も白く濁ってきました
低層で泳ぐポリプテルス達も、元気が無く餌喰いが悪くなりました
そこで水換えを3分の1程したのですが、数日経つとまたすぐ元気がなくなる状態で、
「こりゃイカン!このままだと全滅してしまう!」
と思ったところで、pHの存在を思い出した訳です😅
正直今までpHとか気にしなくても上手くいけていたので、甘く見ていました・・・
その後対処法を調べ、液体試薬で水槽のpHの低下を確認し、カキ殻を投入したところ少しづつお魚が元気になって、今では以前のように元気に水槽内を走り回っています(笑)
今回の私の経験が、皆さんのアクアリウムライフの一助になれば幸いです
では!
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