こんにちは!ねくろむです
みなさんポリプテルスっていうお魚をご存知ですか?
何億年も前から姿形を変えていない『古代魚』と言われる魚なんですが、そのフォルムとニョロニョロ泳ぐ姿が何とも可愛らしいんですよ😆
肉食魚なんで口に入る小魚は食べてしまうんですが、普段は温厚で縄張り意識もなく複数匹で飼育してもなんら問題がありません🐟
現在私の飼育している90センチ水槽には3匹のポリプテルス達が暮らしております
環境さえ整えてあげれば特に問題なく飼育できますので、私のようなアクアリウム初心者でも容易に飼育できるお魚です
今回はそんなアクアリウム初心者の私でも飼育できるポリプテルスの種類と特徴を解説していきたいと思います
これからポリプテルスを飼育しようと検討している方やポリプテルスの種類や特徴を知りたい方の参考になると思います
この記事は3分で読むことができます、ぜひ最後までご覧くださいませ
ポリプテルスの種類と特徴
ポリプテルスはポリプテルス目ポリプテルス科に分類される淡水魚です
セネガルなどアフリカの熱帯域に生息しており、約4億年前には生息していたと考えられる古代魚の1種です
ポリプテルスはラテン語で『たくさんのひれ』を表す言葉です、その名の通り非常にたくさんの背鰭(せびれ)を持っており、ポリプテルスの特徴の一つとなっています
ポリプテルスには上顎タイプと下顎タイプの2種類おります
上顎タイプは下顎と比べて上顎が突き出しているタイプで、下顎タイプはその逆です
上顎タイプのポリプテルスは下顎タイプよりも小型で、飼育化の環境では大きく育っても60cm程度の大きさで止まります
下顎タイプのポリプテルスは上顎タイプより大型で、飼育環境にもよりますが全長1mを超える大きさになる種類もいます
では、それぞれのタイプを説明します
上顎タイプ
セネガルス
- 全長:30-50cm
- 生息地:スーダン〜セネガル
- 背鰭棘数:8〜11本
- 体周鱗数:34〜40
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:60cm〜90cm
- 市場価格:500〜30,000円前後
ポリプテルス・セネガルスは丸みのある体型で、ポリプテルスの中で唯一模様が入っていない個体です
質の高いワイルド個体の入荷やブリードによる変異個体のバリエーションも多く、珍しいアルビノ個体も一般的な熱帯魚ショップで売られています
背鰭の数は8〜11となっており最大全長は40cm程度、ワイルド個体の生息地域はナイルから西アフリカにかけて幅広い地域に生息しています
ポリプテルス・セネガルスはホームセンターや熱帯魚ショップで取り扱われており、よく見かけることが多いです、ノーマルの個体だと500円程度で購入できます
パルマス・ポーリー
- 全長:25-32cm
- 生息地:カメルーン〜ギニア
- 背鰭棘数:5〜7本
- 体周鱗数:33〜39
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:60cm〜90cm
- 市場価格:1,500〜10,000円前後
パルマス・ポーリーは古くから知られる非常に有名でなじみ深いポリプテルスです、パルマス・パルマスと混同されることがあります
茶褐色のボディに網目状の黒斑が連なるよう入り、ぷっくりとした愛嬌のある体型をしています
背鰭の数は少なく5~7本程度となっており、ワイルド個体はコンゴ川中流から下流にかけて生息しています
パルマス・ポーリーはセネガルスと同様にホームセンターや熱帯魚ショップで見かける事ができます、ブリード個体の価格はそれほど高くなく、2000円以下で手に入る個体も多く存在します
デルヘジィ
- 全長:30-40cm
- 生息地:コンゴ内陸部
- 背鰭棘数:10〜13本
- 体周鱗数:36〜40
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:90cm〜
- 市場価格:1,500〜20,000円前後
デルヘジィは小型〜中型のポリプテルスの中で最も背鰭の数が多く人気の高いポリプテルスです
白からグレーの地色に黒色のバンド模様が非常に美しく、バンド模様の美しさによって価格が異なります
国内や東南アジアで養殖されており、国内ではワイルド個体の他ブリード個体が数多く出回っています
デルヘジィはホームセンターや熱帯魚ショップで見かけることができます、10cm以下の小さな個体は2000円以内で手に入れることができるため、初めてポリプテルスを飼育する方にもお勧めできます
トゥジェルシー
- 全長:50-60cm
- 生息地:カメルーン
- 背鰭棘数:6~8本
- 体周鱗数:37~40
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:120cm以上
- 市場価格:3,000〜40,000円前後
トゥジェルシーは細長いポリプテルスでアミメウナギと一般的なポリプテルスを足して2で割ったような体型をしています
トゥジェルシーは1998年に発見され2004年に記載された新しいポリプテルスです、細長いスレンダーな体型をしており不規則に連続する黒班に特徴があります
最大全長は60cmを超えるため水槽での飼育を行う場合は120cm以上の水槽を最低限用意したい個体です
10cm以下の個体は比較的よく出回るため3,000円以下で買えることもありますが、大型の個体になると国内流通量はまだまだ少なく価値が高いようです
オルナティピンニス
- 全長:50-60cm
- 生息地:コンゴ〜タンザニア
- 背鰭棘数:9〜11本
- 体周鱗数:40〜42
- 両顎長:上顎がやや突出
- おすすめ水槽:90cm〜150cm
- 市場価格:3,000〜10,000円前後
オルナティピンニスは綺麗なヒレと言う意味を持ち、黒と黄色の織りなす色彩はまるで蝶のようであり美しいです
自然下では全長60cm程度まで大きくなり、上顎タイプのポリプテルスの中では大型の部類に入ります
ワイルド個体の生息地域はコンゴ川やタンガニイカ湖、黄変個体や白変個体(プラチナ)なども非常に少数ですが見られます
オルナティピンニスは東南アジアで養殖された幼魚が定期的に日本へ輸入されています
水質変化にも強く多少の水質悪化ならばすぐに調子を落とすようなことはありませんので、初めてポリプテルスを飼う初心者の方にもお勧めできます
下顎タイプ
エンドリケリー
- 全長:60〜70cm
- 生息地:ギニア・ナイジェリア・チャド・スーダン等
- 背鰭棘数:11〜14本
- 体周鱗数:42〜46
- 両顎長:下顎突出
- おすすめ水槽:120cm〜
- 市場価格:1,000〜100,000円前後
エンドリケリーは恐竜のような見た目をしており、大型になる下顎タイプのポリプテルスの中でもっとも人気があります
最大サイズは約70cmで成長スピードも比較的早いため、初めから90cm〜120cm以上の水槽で育てた方が安心でしょう
ワイルド個体の生息地は白ナイル・ニジェール川・チャド湖など多岐にわたり、国内ではワイルド個体の他、東南アジアや国内のブリード個体が多く流通しています
エンドリケリーはホームセンターや熱帯魚ショップで見かけることができます、10cm以下のブリード個体のエンドリケリーは1,000円程度で手に入れることができます
一方ショートボディと呼ばれる変異体や白変個体(プラチナ)は価値が高く、状態の良いものだと10万円を超えるような金額で販売されていることがあります
ビキール・ビキール
- 全長:70-82cm
- 生息地:トゥルカナ湖・オモ川など
- 背鰭棘数:14〜18本(稀に19の個体あり)
- 体周鱗数:46〜54
- 両顎長:下顎突出
- おすすめ水槽:120cm〜180cm
- 市場価格:5,000〜200,000円前後
ビキール・ビキールはポリプテルスの中で最大級のサイズにして最多の背鰭数を誇るポリプテルスです
ポリプテルスの特徴の一つである背鰭棘の数が非常に多く人気があります
ビキール・ビキールは非常に大型で自然下では全長80cm以上になり、中には120cm以上に達した個体も見つかっているそうです
2003年〜2004年頃に初入荷されたビキール・ビキールは50cmを超える成魚個体で、採集コストが高かったため驚くほど高価でした
最近はブリード個体が流通するようになり価格も落ち着いてきましたが、ワイルド個体になると20cm台でも1万円を超える金額で販売されています
まとめ
いかがでしたか?
今回紹介した種類は、比較的ホームセンターや熱帯魚ショップで販売されている種類のポリプテルスです
ポリプテルスはたくさんの種類がおり、ここで紹介しきれていない種類もまだまだあります
私の飼育している90cm水槽には、現在パルマス・ポーリー、デルヘジィ、オルナティピンニスの3種類がおります、先日セネガルスが☆になってしまいました😭
3匹共、毎日非常に愛らしい姿を見せてくれます✨
大きな水槽を用意する必要はありますが、みなさんもぜひポリプテルスを飼育して頂きたいと思います
では、また次回お会いしましょう
またね〜
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